私は、体質改善のために、
糖質制限と同時に、プロテイン(ホエイ)の摂取を行っていますが、
一口に、プロテインといっても複数の種類があります。
その中でも、主なものが、動物性のホエイ・カゼイン、植物性のソイ。
これらの違いについて、見ていきたいと思います。
ホエイプロテイン(原料:牛乳)
ホエイとは、乳清のこと。
ヨーグルトの上澄みに液体が出ていることがありますよね。アレが、ホエイ(乳清)です。
このホエイに含まれるタンパク質が、ホエイプロテインです。
ホエイの特徴
・水溶性で吸収が早い(胃にとどまらず、小腸で消化吸収。約1~2時間で吸収)
・筋肉修復効果が高い
・熱に弱い
・価格が高め(ものによる)
飲むタイミング
起床時や朝食時に。運動後45分以内が良いとされています。(就寝1時間前とかでも良い)
(私は、起床時は、基本的にデトックスの時間に当てているので、起きてすぐは飲まず、朝食前に飲んでいます。)
運動後というのも、主にトレーニングで筋肉の疲労回復目的ですかね。
一応、参考までにタイミングを記載していますが、絶対ということはないです。
目的に応じて、ご自身の取りやすいタイミングでどうぞ。
WPC製法とWPI製法
ホエイプロテインには、WPC製法と、WPI製法があります。
WPC製法(Whey Protein Concentrate : ホエイ プロテイン コンセントレート)
乳糖・乳脂肪分・ミネラルを含む製法。(タンパク質含有量、約80%前後~以下が多い)
乳清に含まれるビタミン・ミネラルが多く残せるが、同時に、乳糖も残りやすい。
乳糖不耐症の方は、お腹が張ったり、ゴロゴロしやすい。
(※藤川徳美先生は、乳糖不耐症も、そもそもタンパク質不足が慢性化している方が多いとしています。)
WPI製法(Whey Protein Isolate : ホエイ プロテイン アイソレート)
タンパク質以外の成分をほぼ除去した製法。
高濃度のホエイタンパク質。(タンパク質含有量、約90%以上が多い)
乳糖の含有量も少ないため、乳糖不耐症の方に良い。
価格は高め。
カゼインプロテイン(原料:牛乳)
ホエイと同じく、牛乳が原料ですが、こちらはヨーグルトで言う、固まった部分。
水に溶けない乳タンパク質です。酸と結合して固まります。
カゼインの特徴
・不溶性で固まりやすいため、吸収がゆっくり。(約7~8時間で吸収)
・胃にとどまって、腹持ちがいい。(胃酸でヨーグルト状に固まる)
・持続性が高い
・牛乳や乳製品へのアレルギーを起こしやすい。
飲むタイミング
吸収がゆっくりなため、就寝前やトレーニングの休息日がオススメとされています。
もちろん朝、運動後でもOKですが、運動後すぐの吸収は望まない場合。
注意点
上記の利点もありますが、アレルギーを起こしやすい点があるので注意も必要です。
高城剛さんも、グルテンフリーと並び、
「グルテン・カゼイン・シュガー」これら3つのフリーを以前から提唱されており、
私個人としても、カゼインフリーの完璧な徹底まではしていませんが、あえて摂取する必要はないと考えています。
(もちろん、グルテン・カゼインの分解能力は個人差があります。)
ソイプロテイン(原料:大豆)
大豆のタンパク質の部分だけを粉末にしたもの。
ソイプロテインの特徴
・消化吸収がゆっくり。(腹持ちがいい)
・多量の摂取は、女性ホルモンのバランスが乱れる可能性があると言われている。
飲むタイミング
カゼイン同様、吸収がゆっくりなため、就寝前がオススメですが、
基本的に、朝、就寝前、運動後、というのは、プロテインなら、どれも変わりません。
私も、豆腐や納豆、豆乳などが好きで、食品で比較的たくさん摂取している方だと思います。
一時、ソイ単体ではなく、複数の植物性(玄米、黒米など)のプロテインがMIXされたものを飲んでいた時がありますが、食物繊維が多いためか、快腸でした。
まとめ
以上、ホエイ・カゼイン・ソイの3種類のプロテインについて見てみました。
藤川徳美先生は、ホエイの一択!と仰っており、私もホエイプロテインを摂取しています。
ホエイプロテインは、マッチョになりたい人が飲むイメージでしたが、
タンパク質が不足している現代人なら、栄養を補給するという点で、優れているのではないでしょうか。
慣れない方は、少量を少しずつ、から始めてみたら良いと思います。
私も最初より、なんなく飲めるようになってきましたし、
これはプロテインだけの効果かわかりませんが、体温が確実に上昇しています!
極度の寒がりだったのに、手足の異常な冷えはなくなり、汗も以前より掻きやすくなってきました。
お腹もすきづらくなり、ダイエットにも効果的だと思います。
(ホエイは太るというイメージの方もいるかもしれませんが、糖質制限などせずに、普通の食事にプラスすれば、太るでしょうね。。)
ご自身にあったものを、ご自身に合う様に、調整しながら試してみてくださいね。